初めてのボルダリング、不安を解消してから行こう
「ボルダリングに興味はあるけど、一人で行って大丈夫かな」「受付で何を聞かれるんだろう」「体力ないけど登れるのかな」。初めてボルダリングジムに行くとき、こういった不安を感じるのはごく自然なことです。
スタッフの立場から正直に言うと、初めてのお客さんの約6割はお一人で来店されています。友人や家族と来る方ももちろんいますが、一人で来ても何も珍しくありません。むしろ一人のほうが自分のペースで壁に向き合えるので、初回に集中しやすいという声もよくいただきます。
この記事では、ジムに到着してから帰るまでの流れを、ステップごとに具体的に解説します。事前にイメージを持っておけば、当日はリラックスして楽しめるはずです。武蔵小杉周辺でボルダリングを始めてみたいと考えている方も、ぜひ参考にしてください。
ステップ1:来店前の準備(持ち物と服装)
ボルダリングジムに行くために特別な道具を揃える必要はありません。クライミングシューズとチョーク(滑り止め)はジムでレンタルできるので、初回に必要な持ち物は以下の4つだけです。
動きやすい服装:Tシャツとストレッチ素材のパンツがベストです。膝を壁に当てることがあるので、長ズボンをおすすめしています。ジーンズは股関節が動かしにくいので避けてください。
靴下:レンタルシューズを素足で履くことはできません。薄手のくるぶし丈がシューズの中でフィットしやすいのでおすすめです。
タオル:思った以上に汗をかきます。フェイスタオルを1枚持っておくと安心です。
飲み物:500ml以上の水かスポーツドリンクを用意してください。1〜2時間の運動で300〜500kcal消費するので、こまめな水分補給が大切です。
「着替えは必要?」とよく聞かれますが、帰りに電車に乗る方は替えのシャツを1枚持っていくと快適です。特に夏場はかなり汗をかくので、着替えがあったほうが帰り道が楽になります。
ステップ2:受付と利用登録(約15分)
ジムに到着したら、まずフロントで受付を行います。初めての場合は利用登録が必要で、氏名・連絡先・緊急連絡先などを記入します。これは安全管理のために全てのジムで求められるもので、紙の用紙かタブレットで記入するのが一般的です。所要時間は約10〜15分ほどです。
登録が終わったら、利用料とレンタル料を支払います。料金の目安はこのくらいです。
利用料:1,500〜2,200円(ジムや曜日によって異なります)
レンタルシューズ:300〜500円
チョーク(滑り止め):100〜300円
合計で2,000〜3,000円程度あれば初回体験ができます。支払い後、レンタルシューズとチョークバッグを受け取ります。シューズのサイズは普段の靴と同じか0.5cm小さめが目安です。わからなければスタッフに相談してください。足の形を見てサイズを提案してくれます。
「予約は必要ですか?」という質問もよくいただきます。予約不要で飛び込みOKのジムも多いですが、初回講習の時間帯が決まっている場合もあるので、事前にホームページを確認するか電話で問い合わせておくと確実です。
ステップ3:着替えとシューズの準備(約5分)
更衣室で動きやすい服装に着替えます。すでにTシャツとパンツで来ていれば、そのままでOKです。荷物はロッカーに預けられるジムがほとんどなので、貴重品の心配はいりません。
レンタルシューズに履き替えると、最初はかなりきつく感じるかもしれません。でも、それが正常です。クライミングシューズはスニーカーとは設計思想がまったく違っていて、足先がぴったりフィットすることで、小さなホールドの上にも安定して立てるようになっています。痛いほどきついなら0.5cm大きいサイズに変えてもらいましょう。
ステップ4:初回講習で基本を学ぶ(約30分)
ここがもっとも大事なステップです。スタッフがマンツーマンまたは少人数で、安全なルールと登り方の基本を教えてくれます。座学だけでなく、実際に壁を使いながら体験形式で進めるので、退屈することはありません。
講習で学ぶ主な内容
安全ルール:正しい着地の仕方(足から降りて膝を曲げる)、他の人が登っている真下に入らないこと、マット上に荷物を置かないこと。ケガを防ぐための基本中の基本です。
課題の読み方:壁に取り付けられたカラフルな突起物(ホールド)のうち、同じ色や番号のものが1つのコース(課題)になっています。難易度は10級(一番やさしい)から1級(上級者向け)まであり、数字が小さいほど難しくなります。
ホールドの持ち方:大きくて持ちやすい「ガバ」、つまむように持つ「ピンチ」、丸くてツルツルした「スローパー」など、ホールドにはいくつかの種類があります。初回はガバを使う課題がメインなので、まずはしっかり握る感覚を覚えます。
足の使い方:ボルダリングで一番大切なのは実は足です。「腕で引っ張り上げる」のではなく「足で立ち上がる」意識を持つだけで、驚くほど楽に登れるようになります。シューズのつま先でホールドに乗る感覚は、初回講習でしっかり体感できます。
講習中に実際にやさしい課題を1〜2本登ってみるので、終わる頃には「なるほど、こうやるのか」と体で理解できているはずです。わからないことがあれば、この時点で遠慮なく質問してください。スタッフは初心者からの質問を毎日受けているので、「こんなこと聞いていいのかな」と思うような基本的なことでもまったく問題ありません。
武蔵小杉・川崎エリアでボルダリング体験をお考えの方は、Hale l.u Climbing(ハレル クライミング)のホームページもぜひご覧ください。
ステップ5:自由に登る(1〜2時間)
講習が終わったら、いよいよ自分のペースで自由に登る時間です。ここからが本番で、好きな課題に好きなだけ挑戦できます。
まずは10級や9級のやさしい課題から始めてください。大きくて持ちやすいホールドが多いので、初めてでもクリアできることがほとんどです。1つクリアしたら次の課題へ。7級〜6級あたりになると「ただ握って登る」だけでは通用しなくなり、体の向きや重心移動を考える必要が出てきます。ここからがボルダリングの本当の面白さです。
初心者の方は10〜15分ほどで前腕がパンパンになります。これは「パンプ」と呼ばれる現象で、ボルダリング経験者でも起こるごく普通のことです。腕がパンプしたら無理せず5〜10分休憩して、握力が戻ってからまた登る。このリズムで大丈夫です。
「休憩が多いと周りの目が気になる」と思うかもしれませんが、見渡してみると他のお客さんも同じように休んでいます。ボルダリングは「ずっと登り続ける」スポーツではなく、「登って、休んで、考えて、また登る」スポーツです。休憩中に他の人の登りを観察するのも上達のヒントになります。
困ったことがあればいつでもスタッフに声をかけてください。「この課題のどこに足を置けばいいですか」「次はどの課題に挑戦すればいいですか」といった質問は大歓迎です。スタッフも登り好きなので、コツを伝えるのが楽しいんです。
ステップ6:退店と次回のこと(約10分)
十分に楽しんだら、レンタルシューズとチョークバッグをフロントに返却します。更衣室で着替えたら終了です。初回は受付と講習を含めてトータル約2〜3時間が目安です。
2回目以降は利用登録が不要なので、受付は数分で済みます。「もっと通いたい」と感じたら、回数券や月額パスについてスタッフに聞いてみてください。目安として月4〜5回以上通うなら月額パスのほうがお得になることが多いです。
よくある質問:初回体験の不安を解消
一人で行っても浮きませんか?
まったく浮きません。前述の通り、初めてのお客さんの約6割はお一人で来店されています。ボルダリングは基本的に一人で壁と向き合うスポーツなので、一人でも自然に溶け込めます。常連さんも最初は一人で来ていた方がほとんどです。
体力がなくても登れますか?
はしごを登れる程度の体力があれば、10級〜9級の課題は十分クリアできます。ボルダリングは腕力よりもバランスと足の使い方が重要なスポーツです。「運動は学生時代以来」という方でも「思ったより登れた」と驚かれることが多いです。
翌日の筋肉痛はひどいですか?
正直に言うと、初回の翌日は筋肉痛になる方がほとんどです。特に前腕と背中に来ます。ただ、2〜3日で治まるので心配はいりません。2回目、3回目と通ううちに体が慣れて、筋肉痛の程度も軽くなっていきます。
どんな年齢層の人がいますか?
20代〜40代が中心ですが、小学生からシニアの方まで幅広い世代の方が楽しんでいます。川崎市中原区という立地もあり、仕事帰りの会社員の方や、休日に家族で来られる方など、さまざまなお客さんがいらっしゃいます。年齢や体力に合わせて自分のレベルの課題に取り組めるのがボルダリングの良いところです。
体験後、もっと楽しむために
一度体験して「楽しい」と感じたら、ぜひ定期的に通ってみてください。週1〜2回のペースで1〜2ヶ月続けると、最初は歯が立たなかった課題がクリアできるようになっていきます。成長をグレード(級)という数字で実感できるのは、ボルダリングならではの魅力です。
ボルダリングの基本的な始め方や上達のコツについては「ボルダリング初心者が最初に知っておきたい始め方ガイド」で詳しく紹介しています。また、通い続けるモチベーションを保つヒントは「ボルダリングを続けられる理由と楽しみ方」も参考にしてみてください。武蔵小杉で運動不足を解消したいと考えている方には「武蔵小杉で始める運動習慣とボルダリング」もおすすめです。